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腸内細菌の人への影響

お腹

過剰な免疫反応を抑える

昨今腸内環境の中核を担う腸内細菌は腸内フローラ、腸内細菌叢などとも呼ばれ医療の分野で注目を浴びています。ちなみにフローラ(花畑)やくさむらと呼称されているのは、腸内の細菌群が研究者にはそのように見えたためだと言います。そしてその腸内環境が人の体に及ぼす影響が、最先端の研究により少しずつ見えてきています。そのうちの一つが過剰な免疫反応による大腸への攻撃を結果的に抑えるはたらきです。免疫細胞には免疫反応を起こす役割を持つ細胞(T細胞)と逆にその反応を抑える役割を持つ細胞(制御性T細胞)とがあります。腸内細菌はその制御性T細胞を増やす物質を分泌することが分かってきました。研究途上ではありますが、その他のアレルギーに対する腸内細菌の効果が発見、解明される日もくるのかもしれません。

実は貴重な材料食物繊維

食物繊維は以前、研究者の間では栄養のないヒトの体にとっては不要なものであると認識されていました。しかし最近では食物繊維の糖の吸収を穏やかにするはたらきや大腸への浄化作用など、調節機能としての役割が知られています。その他にも前述した制御性T細胞を増やす物質は、腸内細菌が食物繊維を分解することにより分泌されるのです。食物繊維は不要どころか腸内環境の維持のためにも欠かせないものだったわけです。ところで数年前、大腸に炎症をもたらす難病の治療法がアメリカで開発され、その驚くような方法が当時話題となりました。要は健康な他人の便、つまりは腸内細菌を移植することにより治療するのです。健康な他者の腸内環境を移植するというわけです。ちょっと聞いただけではエキセントリックな方法にも思えてしまいますが、しかし治療効果は出ていると言います。今後ますます、腸内環境に焦点を当てた病気の予防法や治療法が生み出されていくのかもしれません。